当院では「削らない」「痛くない」「抜かない」を基本に保存治療を心がけています。

虫歯の治療方法

コンポジットレジン

コンポジットレジン

コンポジットレジンは白いプラスチック素材の充填剤です。小さな虫歯の範囲であれば、虫歯を除去した後、このコンポジットレジンで白く詰め治すことができます。耐久性や耐変色性は、セラミック治療比べると劣りますので、定期的な健診をおすすめしております。

根管治療(歯内療法)

根管治療

虫歯が歯の神経(歯髄)まで進行してしまった場合、根管治療(歯内療法)が必要になることがあります。神経にまで及んだ虫歯に感染した箇所を数回に分けて除去と消毒を繰り返していきます。根管治療は3~4回の通院が必要となります。

ドクターより:特殊な材料を使用しています

キャビテーション

当院では根管治療に関しては、キャビテーションという超音波で根管内をキレイにする装置を使用しています。

根充材については、一般的な保険治療で使用する素材ではない垂直加圧方式によるペースト状の根充材を用い、全ての患者さまに使用しています。

今までさまざまな歯内療法、根管治療の勉強をしていくうちに、この方法にいきつきました。治療スピードも早く、根管の暴露時間も短縮できます。コストも通常よりもかかりますが、色々な治療法を試した結果、一番効果的と判断して使っています。治療予後も非常に良好です。

歯垢(しこう)と歯石(しせき)

プラークが虫歯や歯周病の大きな原因

プラーク

歯の表面についた白っぽいネバネバ。実は、食べかすやタバコや茶渋などによる歯の表面の汚れとは全く違ったもので、非常に多い種類の細菌の集団です。その中に歯周病を引き起こす歯周病菌(プロフィロモナスジンジバーリス、etc)や、虫歯を引き起こす虫歯菌(ミュータンス菌、etc)などが存在します。

歯の表面にはしっかりと“のり状”についてしまっていて、うがいなどで落とすことが出来ないものです。プラーク1mgの中にはなんと1億個以上の細菌が存在します。その細菌の住み家(プラーク)を歯磨きで取り除くことによって、虫歯や歯周病を予防することが出来ます。

歯石のはじまりはプラークから

歯石

上記でご説明したプラークが硬くなったもので、歯肉縁上(歯と歯肉の境目より上)歯石は白っぽく、唾液の無機成分(カルシュウム、リン、etc)などと結合して歯についたものです。歯肉縁下は黒く、唾液の無機成分と血清成分(血液)とが結合してついたものです。

歯石の表面は複雑な形でザラザラしていてプラーク(細菌の塊)がつきやすい状態になってしまいます。歯磨きでプラークは取れますが、歯石は取れません。
定期的に歯科医院を受診し専用の器具で除去する必要があります。

虫歯の進行について

虫歯は、プラーク(歯垢)の中にいる虫歯菌(ミュータンス菌)が、食べ物の中の糖分(砂糖)を取り込んで作り出した酸によって、歯が溶けることです。
最初にエナメル質が溶け、その後にエナメル質よりも軟らかい象牙質を溶かし、虫歯は歯髄へと進行します。このころになると歯が痛みだします。また、象牙質や歯髄はエナメル質よりもかなり軟らかいので進行が早いです。

歯はミュータンス菌の酸で溶けます。

C1:軽度

C1

歯の表面を覆っているエナメル質が脱灰(歯が溶ける)している状態です。痛みはあまり感じませんが、歯の表面が白く荒れたり、茶色などに着色してザラついたりしています。

C2:中度

C2

象牙質の層まで進んで穴が開いている中等度の虫歯です。冷たいものを食べたり飲んだりすると歯がしみます。象牙質の虫歯は進行が早く、エナメル質の裏打ちがなくなり突然大きく欠け落ちる場合があります。

C3:重度

C3

大きな穴になって象牙質の全てに及び、歯髄(神経)まで達した深い虫歯です。炎症を起こすと、とても激しい痛みを伴います。
大きな穴を開けて歯の神経の治療が必要になります。

C4:最重度

C4

歯が崩れて根っこだけが残っている状態です。このままにしておくと歯髄が侵され、顎の骨まで炎症が広がります。最悪は、歯を保存することが難しく抜歯になることもあります。

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